Gitコミットメッセージ
Gitを使っていく上でコミットメッセージは必須なものです。
そのコミットメッセージ、あああを修正 とかにな っていませんか?
コミットメッセージの内容が不明瞭だと、どんな変更をしたのか分かりづらく、
レビュー時や後で見たときに、コードを追うのが難しくなってしまいます。
以下の2点を意識して、コミットメッセージを書くようにしましょう。
1.Prefixをつける
Prefixとは
Prefixとは何かしらのテキストの先頭につける文字のことです。
feat: xxxをするため、xxxという機能を追加
fix: yyyで発生するバグをyyyで修正
refactor: zzzをするため、zzzの機能をリファクタ
上記の feat, fix, refactor などがPrefixです。
コロン(:)とスペースは半角です。
Prefixをつけるメリット
- どのカテゴリのものを修正したのかが見てわかりやすい
- コードロジックに影響がある変更かが瞬時にわかる
- 機能をPrefixレベルで分割して作るようになる
Prefixルール
feat: 新しい機能
fix: バグの修正
docs: ドキュメントのみの変更
style: 空白、フォーマット、セミコロン追加など
refactor: 仕様に影響がないコード改善(リファクタ)
perf: パフォーマンス向上関連
test: テスト関連
chore: ビルド、補助ツール、ライブラリ関連
Angular.jsの開発者ガイドを参考にしています。
2.理由を書く
変更した理由や目的を書くことでコードレビューがしやすくなります。
例えばライブラリの追加時にも
$ git commit -m "chore: hogeを追加"
ではなく
$ git commit -m "chore: ネットワーク通信するため、hogeを追加"
と書いた方がよりわかりやすくなります。
変更する理由や目的を意識すれば、適切なコミット頻度になり、変更履歴を追いやすくなります。
例)コミットメッセージ
bad | good |
---|---|
コメント修正 | docs: ○○画面の遷移処理のコメントを修正 |
ページ追加 | feat: ○○画面を新規に追加 |
ライブラリ更新 | chore: △△の更新と仕様変更の対応 |
バグ確認 | fix: ○○画面の□□を確認するためログを出力 |
スタイル修正 | style: ××ボタンの配置と色を修正 |